ワインリスト
タプ・コプ ピノ・ノワール 2019
tap-kop pinot noir 2019
蔵出し参考価格 | 税別3,400円(3,740円) |
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生産本数 | 967本 |
栽培責任者 | 近藤良介 |
ぶどう生産地 | KONDOヴィンヤード タプ・コプ農場(三笠市)100% |
品種 | ピノ・ノワール (クローン:MV6、オキシデント、667) |
農薬 | 化学肥料、除草剤不使用。 ボルドー系農薬8回と、殺菌剤1回、殺虫剤1回使用 |
ぶどう収穫日 | 2019年10月10日~14日 |
瓶詰日 | 2020年5月31日 |
試飲レポート
試飲日 | コメント | 現状 | 今後 |
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2023/01/31 |
ラズベリー、カリンズ、フレッシュで酸が高い。華やかさあるが、酸が馴染むのを待ちたい |
◎
○
△
×
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まだ2~3年おきたい |
2023/02/08 |
ラズベリー、カリンズ、フレッシュで酸が高い。華やかさあるが、酸が馴染むのを待ちたい |
◎
○
△
×
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2025~2027 |
2023/03/13 |
フレッシュな赤果実にバニラ系の樽。酸はややなじむ。北国のピノ。 |
◎
○
△
×
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2025~2027 |
2024/01/28 |
若い赤系小果実。目の詰まった果実を一瞬感じさせるが、最後は酸が引き締め我に返る。 |
◎
○
△
×
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もう少し中身がほしい。あと1,2年チャンスを待ちたい。 |
仕込み方法
ぶどうは全てできるだけつぶさずに網で除梗をし、プラスチックタンクへ仕込み。2週間は自然発生する炭酸ガスにてセミ・マセラシオン・カルボニック。後半1週間で徐々にピジャージュをして、仕込み20日後にプレス。樽に移して発酵を継続させ、MLF(乳酸発酵)も自然に経過。樽熟成7ヶ月。無濾過、清澄剤、添加剤等不使用。亜硫酸無添加。
2019年は久しぶりの良年になりました。春から秋まで大きな天候の崩れはなく、特に夏は猛暑になり、酸の減少により収穫時期を早めるなど異例とも言える年でした。ただ、10月に入ると朝晩の寒暖差から霧が多く発生し、降雨量が少ないにも関わらずピノ・ノワールでは灰色カビ病に悩まされました。
仕込みに関しては2017年からほぼ同じ流れを踏襲していて、梗は全て網を使って取り除いています。ここ北海道空知地方は、ピノ・ノワールでは軽やかな果実味と輪郭を伴った酸に特徴を見出しやすく、ストレートに果実のみで造る方がより良いと考えてのことです。
収穫量が増えたことに伴い、新たに600Lの新樽を導入しました。全体の2/3はこの新樽での熟成なので、燻製やブリオッシュなどこれまでのタプコプ・ピノノワールにはあまり無かった香りが感じられます。普段は過度な樽香を好まない造りなので、やや意外な印象を受けるかもしれません。樽は今後じっくりと時間をかけて育てようと思います。
ラズベリーやスモモなど、赤系小果実のニュアンス。現時点ではやや酸が高めで、余韻は果実と酸が入り混じる印象ですが、数年寝かせることでそれらが一体化し、また樽の雰囲気も全体に馴染んでくると思われます。
飲み頃は2023年~2028年ぐらい。造りは少し違いますが、2013年のピノにやや似た印象です。(もしお持ちの方がいれば今が飲み頃かもしれません)