ワインリスト
タプ・コプ ブラン 2022
Tap-kop Blanc 2022
蔵出し参考価格 | 税別3,400円(3,740円) |
---|---|
生産本数 | 903本 |
栽培責任者 | 近藤良介 |
醸造責任者 | 近藤良介 |
ぶどう生産地 | KONDOヴィンヤード タプ・コプ農場(三笠市)100% |
品種 | ソーヴィニョン・ブラン97%、シャルドネ 3% |
農薬 | 化学肥料、除草剤不使用。 ボルドー系農薬7回、硫黄剤2回、殺虫剤1回 |
ぶどう収穫日 | 2022年10月21日、25日 |
瓶詰日 | 2023年7月25日 |
仕込み方法
垂直バスケット式プレス機で36時間をかけて房ごとプレス。発酵前おり引き(デブルバージュ)はせずにジョージアクヴェヴリで1ヶ月の自然発酵。600Lの大樽に移動し、8か月間熟成。無濾過、清澄剤、添加剤等不使用。亜硫酸無添加。
2022年は、夏の天候不順で収穫量が落ち込み、4年ぶりに1,000本の大台を割りました。それでも秋の天候は比較的良く、十分に熟度が上がるまで収穫を待つことができたのは幸いでした。
2021ヴィンテージの造りで、発酵停止したタプ・コプ ブランを途中からクヴェヴリに移して発酵を促した経験から、2022年はスタートからクヴェヴリ発酵をすることにしました。主発酵が終わる頃を見計らい、慎重に重力で樽へ移動。そのまま瓶詰まで同じ樽で熟成をしています。これまで造ってきた「z」は好評ではあるものの、残糖と発酵停止を意図的にコントロールすることは非常に難しく、造り手としてはしっかり発酵を終えてくれるこのクヴェヴリ造りは安心感があります。
クヴェヴリでの発酵と亜硫酸無添加という要素からか、味わいにほっこりとした優しさと甘さのニュアンスを感じます。(残糖はありません)同時に、涼しい年を思わせるハーブや柑橘の清涼感もあり、タプ・コプブランに特徴的な熟したフルーツのニュアンスは今後の熟成を経て出てくるものと予想しています。飲み頃は、2026年~2034年ぐらい。最初は少し低い温度帯から飲み始めて、瓶やグラスでの温度が高くなると黄色い花やアンズ、白桃などの香りの要素が増し、ふくよかな味わいを楽しむことができるでしょう。
収穫が新月の日に重なり、ラベルに描かれている月は目を凝らさなければ見えません(笑)