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タプ・コプ ピノ・ノワール 2021

タプ・コプ ピノ・ノワール 2021

Tap-kop Pinot Noir 2021

蔵出し参考価格 税別3,600円(3,960円)
生産本数 292本
栽培責任者 近藤良介
醸造責任者 近藤良介
ぶどう生産地 KONDOヴィンヤード タプ・コプ農場(三笠市)
品種 ピノ・ノワール 100%
農薬 化学肥料、除草剤不使用。
ボルドー系農薬4回と、殺菌剤1回使用
ぶどう収穫日 2021年10月8日~12日
瓶詰日 2022年7月8日

仕込み方法

畑の区画ごとに5日間に分けて収穫。ピンセットで灰色カビ病の選果を行い、網で除梗をしたのちプラスチックタンクへ仕込み。自然発生する炭酸ガスにて2週間のセミ・マセラシオン・カルボニック。徐々にピジャージュをしながらにプレスし、600Lの大樽に移して8ヶ月熟成。600Lのうち、約半分の292本だけを「タプ・コプ」として瓶詰めし、残りは「KONDOヴィンヤード ピノ・ノワール」にブレンド。無濾過、清澄剤、添加剤等不使用。亜硫酸10ppm添加。

2021年は、ピノ・ノワールにとってはここ10年でも12を争う良いヴィンテージになりました。春から初夏にかけて好天に恵まれて開花期も順調に経過。7月の月間雨量はわずか7mm、その後8月にかけても連日の晴天で熟度も順調に上がり、収穫期に少し雨が降って灰色カビ病の選果に苦労をしたものの、成熟したバランスの良いぶどうが収穫できました。収穫はクローン667を皮切りに、MV6、スイスクローンと順に行っています。

2017年以降は、タプ・コプそしてモセウシの2つのピノ・ノワールを別々にリリースしてきましたが、2021年から販売の方針を少し見直す意味で「KONDOヴィンヤード ピノ・ノワール」という大きなロットの赤ワインをブレンドで一つ造り、その上で、その年最も仕上がりが良いと判断した樽の中から一つを選び、タプ・コプもしくはモセウシいずれかのピノ・ノワールとして、上級キュベを造ることとしました。今回のリリースはその第1弾です。

KONDOヴィンヤード・ピノ・ノワール2021」の発売から1年、地下室での瓶熟成を試みたのはこれがはじめてです。昨年のテイスティング時は赤系ベリーの溌剌とした印象が強かったものの、現時点では黒系果実を内包した奥行きの広さと落ち着きをみせています。ただ、まだ表情は静謐。香りの要素がほどけ、果実が中心から外側へ向かうにはあと2年ほど必要なのではと予想しています。

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